岐阜県中津川市の美容院ニコルです。当店では“同窓会で輝く”をコンセプトとして、艶髪と豊かな髪のボリュームに特化しております。

お客様から頂いた質問に、当サロンなりの回答をさせて頂いております。同じ悩み・疑問をお持ちの方は是非参考にしてみて下さい。そして、解決法に納得、可能性を感じられた方は、当サロンをご利用頂ければきっとご満足いただける結果をご提供出来るかと思います。

【質問】

美容師さんに髪を乾かしてもらうと、それだけで髪質がよくなります。
自分でも美容院で買ったシャンプーやトリートメントをつけて、教えられたように乾かしているのですが、ボサボサです。
雨の日なんてどんなにブローしてもアイロンで抑えてオイルつけてもうねります。

髪質が悪いのかと思いきや、美容院で乾かしてもらうとすごくさらさらになります。
さらにブローしてもらったらつやつやになり、スタイリング剤をつけていないのに雨の日でも広がりませんでした。

これはどうしてそうなるのでしょうか?
ドライヤーが違うからなのかそれともやっぱり乾かし方でしょうか

 

【答え】

すごく簡単な方法を伝えたいのですが、それでは物足りなさそうな髪の状態かなと思い、もう少し技術要求を上げた内容を私なりにお伝えします。おっしゃっているシャンプートリートメントや洗い流さないトリートメントを適切にしていると思ってお伝えしますね。方がいいです。

 

前提として、自分で自分の頭を乾かすのと、第三者として俯瞰で見ながら乾かすのではやり易さの違いがありますから、仕上がりの違いが出るのも仕方がない部分もあります。

 

それを前置きにまずは乾かす順番です。頭の部位によって髪質が違う事が多いです。

私の場合は、襟足→両耳あたり→頭頂部→前髪→という順番に乾かします。最後の2つは入れ替わる場合もあります。

この順番は髪が乾きにくいところから先に乾かす順番になっています。後頭部の下半分を占める襟足部分から生えている髪は、他の部位に比べて髪の密度が高く、後頭部上半分の髪が覆いかぶさっている事で外部の刺激から守られていて丈夫な髪である事が多いです。なので、先にこの部位を乾かすことがドライヤーを当てすぎる事で起こる”過乾燥”を避けられるので髪内部に適切な水分を残した状態を保つことができ、髪の嫌な広がりを防ぐことが出来ます。

ドライヤーの当て方に関しても気を付けてみて下さい。根元から毛先に向かって風を当てます。何なら毛先に風が当たらない様に根元だけを狙てもらうといいかもしれません。理由は頭の部位と同じ理由で、髪の部位でも乾きやすさの違いが出るからです。根元よりも毛先は3倍ほど乾きが早いからです。

補足として、洗い流さないトリートメントについてお伝えします。ヘアケアの基本はスキンケアと同じです。髪が生えている頭皮は顔の肌とお隣さんで性質はほぼ同じになります。

乾かす前にヘアオイルをつけるのは間違っていませんが、それは洗顔で言うところの洗顔後にファンデーションを塗っていることになります。通常だと化粧水美容液を付けるとおもいますが、髪にもそれが必要です。理由は乾燥を解決できるのは水分のみだから。オイルは乾燥を防ぐことは出来ても、解決は出来ません。水分がない状態でのオイルは仕事がないんです。なので、ケラチン・セラミドなどを含むミストタイプのトリートメントを付けて馴染ませた後にヘアオイルをなじませてから、上記の事と他の回答者の意見を合わせて実行してみて下さい。

最後に、これらは美容師の卵たちが練習するような内容ですから、気軽に無理をして心が折れる事がないように挑戦してみて下さい。

【質問】

ありがとうございます。少し気を付けてみたいと思います。
オイルに関しては、人によって言うことが違うので難しいですね。
私は猫毛なのもあり、美容師さんに言われたように乾かすときは洗い流さないミルクっぽいトリートメントで、8割乾いた後の仕上げもしくはアイロン前にほんの少しオイルをつけるようにしていますが、人によっては濡れた状態でオイルをなじませてから乾かした方がいいと言う美容師さんもいました。

【答え】
ミルクっぽいトリートメントというのが、水分も補うためと言う事だと思います。濡れた状態と言うのは水分をとどめるためだと思います。工程とアイテムは違えど、目的は同じかもしれません。

アイロン前はアイロン専用のトリートメントを使ったほうがいいですよ。

アイロンとはどういう作用かと言うと、髪というたんぱく質を高温の鉄板で挟んで引っ張る行為です。てんぷらや唐揚げができる温度です。その前にオイルをつけるというのは、分かりますよね?

髪のダメージの3大要因は摩擦と熱と紫外線です。

アイロン前はアイロンの熱を何とかしてくれる機能があるものを使わないといけません。手軽で高い効果が短時間に得られる行為は、どこかで大きな負荷を生んでいます。ヘアだけの話ではないですが。(薬なんか特に)

【答え】
アイロン用トリートメントは価格が高いものほど高機能です。ヘアオイルなどは価格よりも自分に合うかどうかでいいですが、アイロンの熱は、時間と同じくらい平等に使用者に変化を与えますから価格=機能性が当てはまります。

【質問】
ありがとうございます。
それではオイルはいつ使えばいいでしょうか?

【答え】
一番最後です。表面のコートですからフェイシャルのパウダーみたいに考えてもらえればいいかと思います。