最近クチコミや芸能人からの発信によって、ヘアドネーションというボランティア活動が注目を集めています。ヘアドネーションは髪を伸ばして寄付する活動ですが、お金や手間がかからず人の役に立つことができ、インスタ映えすることもあって話題になっています。
しかし、「ヘアドネーション」で検索してみると、関連する検索候補として「意味がない」と出てきます。
ヘアドネーションは意味がないのか?それともあくまで噂なのか?今回はヘアドネーションについて詳しく調べてみました。

ヘアドネーションは米国で始まり、2009年に日本でも活動が始まった。15~16年頃、水野美紀さんや柴咲コウさんといった芸能人が活動に参加。最近も山本美月さんや相武紗季さんなどが続いたことで知名度が上がり、それに比例して寄付も増えてきているという。

ヘアドネーションの団体は複数存在し、どの団体も『髪の寄付を募り、その髪で医療用ウィッグを作成し、無償提供する』という活動を行っていますが、実は提供する医療用ウィッグの種類はさまざまなんです。
昨今ネットで『ヘアドネーションは最低15cmからできる!』という情報だけが一人歩きしてしまっています。ヘアドネーションという言葉は認知されてきていますが、詳しい内容や団体ごとの違いまでは、まだまだ浸透していないのが現実です

とある業者さんはフルウィッグの素材に使用できない長さの髪の毛は、寄付者の承諾を得て転売していました。転売先はヘアケアアイテムのメーカーさんなどで、カラー剤やヘアケア剤の効果を確認する『評価毛』として役立てていただいていたのです。しかし、ウィッグの素材にできる長さの髪と、そうでない髪の仕分けは非常に時間や手間がかかります。

その作業もボランティアなんだろうか。。。でないと無償でウイッグが患者の手元に渡らない。もしくは出資者がいないと成立しない話である。

評価毛の売り上げは、ウィッグの制作資金や団体の活動費に充てられていたという。ほとんどが評価毛になるのではないか?
各団体が年間に何個のウイッグを製作して、どこに寄贈したのかが明確にならないと私はどの団体も信用できない。またドナーはカット料金と送料を負担しなければならない。慈善活動なので不通と言えば普通だが、不透明なことが非常に多い取り組みだと私は感じている。なのでニコルはヘアドネーションを行っていません。